ケアマネが国家資格化するって本当?現役ケアマネが状況を解説します

  • LINEで送る

「ケアマネの国家資格化って・・・今資格を持っている人はどうなるの?」

すでにケアマネージャー(ケアマネ)の資格を生かしながら仕事をしている人にとっては、心中穏やかではない内容かもしれません。

また、これからケアマネを目指す人にとっても、気にかけておきたい内容ではないでしょうか。

今回はケアマネの国家資格化についての噂や現状についてお伝えしていくとともに、1人のケアマネとしての私自身の意見も述べていきたいと思います。

この記事がこれからのケアマネの仕事において、現状の不安を解消することに繋がれば幸いです。

(介護×医療のストロークでは、実際にそのお仕事についている現場の職員や業界経験のある方に、記事を書いてもらっています。)

※最新の介護と看護の求人はこちらから

[ad_kaigo]

ケアマネが国家資格化されるという噂は本当?

国会の議論

結論から申しますと、ケアマネの国家資格化については2018年現在、議論中です。

現在はケアマネは民間資格の位置付けであり、大きな変更点はなく議論は続いています。

このケアマネの国家資格化の噂が続いているのは、厚生労働省での議論が「未だに確定された内容ではない」ためです。

「いつケアマネの国家資格化が行われても、不思議ではない」

というのが現状となります。

数年にわたって続いている議論なので、国も慎重に内容を進めていることが伺えますね。

提案されているケアマネの国家資格化のイメージとは

今後のケアマネの国家資格化における議論の中で、現在では今までとは異なる通過点が設けられています。

「医療・介護・福祉の国家資格を保有しつつ、5年以上の現場経験者」という改定が2017年におこなわれたのはご存知の人もいるかと思いますが、これはあくまでも「現状のケアマネの受験資格が変更された」ということであり、現在も民間資格のままです。

※【関連記事】

平成30年度(2019年)のケアマネの受験資格と対策方法

今後はケアマネの国家資格化に向けて、さらに新たなハードルが設けられる可能性があります。

ケアマネの国家資格化に向けての新たなハードルとは?

ハードルはどのように上がるのか

ではケアマネの国家資格化における、3パターンの提案をみていきましょう。

自分の状況がどの内容にあてはまるかをイメージしながら見ていただければと思います。

1.これからケアマネを目指す新人ケアマネージャーの場合

これからケアマネージャーを目指す場合には、大学卒業者(大卒)に受験資格を絞り、国家資格を受験、合格後に1年間実習を経てからケアマネとして勤務できるというパターンです。

ケアマネになるためには必ず大学で4年間勉強してからではないと、ケアマネ自体を目指すことはできないということになりますね。

2.移行期の新人ケアマネージャーを目指す場合

ケアマネの民間資格(現状)から国家資格化における、移行措置期間のケアマネを目指す人の場合は、受験資格が法定資格という位置付けになります。

ケアマネ試験も現在の60問から200問まで幅を広げ、その後に専門研修課程Ⅱまでの130時間の研修と、認知症医療に関する研修などをプラスした上で、1年間の研修をするという内容です。

大学卒業というハードルはありませんが、現状のケアマネ試験と比較しても大幅に中身がプラスされているというイメージですね。

3.現任ケアマネージャーから国家資格を目指す場合

今現在、ケアマネとして仕事をしている人でも、ケアマネの国家資格化が実施された場合にはその対象となる可能性があります。

議論の中では「一定の実務経験」がポイントとなっています。

具体的には3年の実務経験やスーパーバイザーとして30件の実務経験を持つことなどが挙げられていますが、ケアマネの業務は場所によって内容が異なるため、さらに検討を進めることが必要であるという段階に留まっています。

確かにケアマネは場所によって働き方がさまざまであり、一律で実績を報告することは難しいかもしれないですね。

参考:http://www.care-news.jp/news/caremana/cma_000125.html

議論は賛否両論!さまざまな意見がある

ケアマネの講習

2018年現在、ケアマネの国家資格化は議論中ですが、これからケアマネを目指す人だけではなく、すでにケアマネを所持している人も議論に含まれているという点で、困惑しているケースもあることでしょう。

「せっかく苦労して取得したケアマネを、なぜまた取り直さなくてはいけないのか」

という意見もあると思います。

私自身も現役ケアマネとして、色々な職種の人と接する機会がありました。

元々ケアマネの資格は5年ごとに更新が必要であり、更新時期が近付いてくると「また更新の研修に行かないといけない」というため息交じりの声が多かったです。

しかしその更新を辞めてしまうと、仕事を続けることができなくなりますよね。

実際にケアマネは取得したものの、職を離れてしまい、更新時期になっても更新せずにそのまま過ごしている人も中にはいました。

法律が変わるたびに資格の存在が脅かされるのは、働く上でメリットが少ないと言う人もいました。

ケアマネも決して簡単に取れる資格ではないので、資格を活かして働くための環境をしっかりと整備して欲しいという気持ちになりますね。

※【関連記事】

ケアマネージャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?資格の取り方は?

ケアマネの国家資格化を進めるのはなぜ?

私がケアマネ業務を続けていていく中で、ケアマネを国家資格化する目的は「ケアマネの質を向上させるため」なのかなと思いました。

そもそもケアマネは2000年から開始された、比較的歴史の浅い資格でもあります。

その当時、ケアマネの受験資格は非常に多岐にわたり、医師や看護師などの医療従事者からホームヘルパー2級(当時)まで、実務経験が5年(勤務900日)あればケアマネを受験することが可能でした。

そのため、ケアマネにも対応や質にバラつきがみられ、クレームに発展することも珍しくありませんでした。

一概には言えないのですが、福祉分野でもホームヘルパーや入所施設など、実務経験を重ねる場所は異なりますよね。

そのため、自分の専門外の場所でケアマネ業務をしてしまうと、アドバイスにも違いが出てきてしまい、利用者様や家族に不信感を与えてしまうことがあります。

私も当時、介護福祉分野からケアマネを受験したのち、他職種のケアマネ、利用者様や家族との意思疎通に苦労したことを覚えています。

そのためケアマネの国家資格化は、幅広い知識を多くの職種と、より密に共有するために検討しているのではないかと考えています。

今後も目を離せない、ケアマネの国家資格化に向けた議論

いかがでしたか。

2018年現在も、ケアマネの国家資格化に向けた議論は進められています。

2017年に「国家資格所持の段階から、5年の実務経験」というケアマネの受験資格が改定されたことが記憶に新しいですが、今後もケアマネの国家資格化に向けて改定される可能性があります。

現在ケアマネの資格を持っている方も「自分はもう資格を取っている立場だから大丈夫」だと思わずに、今後のケアマネの国家資格化の情報をキャッチしておくことが大切です。

「いつの間にかケアマネが国家資格に変わっていた」

と焦ってしまうのは辛いですよね。

これからケアマネを目指す人や、実際にケアマネ業務をされている人がスムーズに情報をキャッチしていただけることを願っています。

※【関連記事】

ケアマネの4つの仕事とネガティブよりポジティブ思考でいるべき理由

ケアマネの給料ってどのくらい?稼げるの?狙う価値のある仕事なのか

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)