准看護師と正看護師の違いは?働ける場所とお給料の違いも話します

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私は35歳から准看護師の専門学校に2年通い、看護師専門学校に3年通いました。合計5年間の看護学生生活を送りました。

正看護師としては40歳からスタートしています。

看護師を目指す方にとって准看護師と看護師とどう違うのか?気になるところではないでしょうか。

私も看護師になる前に、准看護師と看護師のどちらを選択するか、とても悩みました。

これから看護学校の受験を考えている皆さんが、よりよき選択ができるように、准看護師と(正)看護師の違いについてお話していきたいと思います。

(介護×医療のストロークでは、実際にそのお仕事についている現場の職員や業界経験のある方に、記事を書いてもらっています。)

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看護師と准看護師は免許の種類が違います

看護師

●看護師免許=国家資格

●准看護師免許=都道府県知事免許

看護師の免許については法律で定められています。免許には

・保健師助産師看護師法

・国家資格=厚生労働大臣

・都道府県知事免許=当道府県知事の名前が記載されます。

免許は登録してしまえば、勤務中に使うことはほとんどありません。

免許の種類が違うということだけで、免許の使用方法についてもこれといった違いは特にありません。

都道府県知事免許であっても、もちろん全国で准看護師として業務ができます。

学校に通う年数が違います!

看護師の学校について

准看護師の学校

准看護師の学校の多くは全日制で2年間です。

週に3日程度。もしくは午前・午後どちらかの授業になります。

中学校を卒業が受験資格です。

1年間は授業を主に、2年目は主に実習期間(全日)となります。

看護師の学校

看護師学校の多くは全日制で3年間です。

週に5日。全日での授業になります

高校卒業が受験資格です。

2年間は主に授業です。3年目は主に実習期間となります。

※准看護師学校は高校中退者も受験することができます。

高校を卒業していなくても、受験資格があるからです。

働きながら通えるというメリットもありますから、他業種からの転職もしやすいです。

学ぶ内容が違います

学ぶ内容

上記に挙げたように、准看護師学校と看護師学校では授業時間数が大幅に違います。

准看護学校でも、看護学校でも基礎看護・解剖生理など基本的部分は同じ様に学びます。

大きな違いとしては

「看護過程」を学ぶか学ばないかという点にあると言えます。

看護過程とは?

「独自の知識体系に基づき、ヘルスケア・看護ケアを必要としている対象者に的確にこたえるために、どのような計画・介入援助が望ましいかを考え、系統的・組織的に行う活動のこと」と定義されています。

簡単に言いますと、患者の持つ問題点を抽出し、その問題点を解決するためのプロセスです。

この「看護過程」が看護師としての本質・メインになる業務と言えると思います。

解剖生理・病態生理・疾患などを学んだうえで、その知識を総動員して看護過程を行っていくわけです。

例えば「肺炎」の患者に対し、検査データ・身体所見・バイタルサインなどから患者をアセスメントし、問題点(発熱・喀痰の増強・窒息の危険性・日常生活自立度の低下など)をあげます。

問題点に対しての看護ケア(吸引・呼吸ケアの実施・発熱への対応・リハビリの検討)を行います。

ケアに対しての評価を行い修正します。

こういった一連の流れを「看護過程」といい、日々の患者へのケアの元になります。

准看護師ではこの看護過程をあまり学びません。

看護過程を学ばないと看護としてやっていけないわけではありません。

確かに、疾病を理解しアセスメントを行うという作業を学校で学んではきません。

しかし現場でいくらでも学ぶことができます。

いくら看護学校で看護過程を学んできたとしても、現場でそれがすぐに通用するということではありません。

頭では分かっていても、それを看護に活かすことができなくては意味がありません。

みんな新人時代から勉強や経験を重ねて、看護師になっていきます。

免許を取ったらからといって、すぐに看護師になれるわけではないのです。

准看護師でも看護師でも成長していかなくてはいけません。

どちらも現場では通用しないのです。

逆にいえば自分次第でどうにでもできる、ということですよね。

仕事の内容の違いは?

看護師の仕事

看護師=医師(歯科医師)の指示に従って診療の補助と療養上の世話などを行う

准看護師=医師(歯科医師)・看護師の指示に従って業務を行う
と、定められています。

難しい書き方をしていますが、実際は仕事内容に違いはありません。

法律的には准看護師が看護師と比べて、できない業務などの定めもないです。

ただ、各事業所・病院・施設などで独自に取り決めを設けているところはあります。

私は400床の総合病院に勤務しています。

当病院では准看護師の採用はとても少ないのです。

しかし業務にできないことや違いの取り決めはありません。

他の病院などでは、

・准看護師は外来業務だけを担当

・訪問看護師としては採用しない

などの取り決めを独自に設けているようです。

これらの決まりは事業所によって、差が大きくあるようです。

すでに希望している勤務先などがある場合は、確認しておきましょう。

実際には准看護師でもER(救急外来)や手術室、病棟など各部署で活躍している人はたくさんいます。

勤める事業所を上手く選べば、自分の希望する業務を行える施設もたくさんあります。

最近では看護師のスキルアップとして

「認定看護師」・「専門看護師」・「特定看護師」という制度が設けられています。

日本看護協会:http:/nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn

 

厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077077.html

残念ながら、准看護師ではこういったキャリアアップは望めません。


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准看護師と看護師の給料の違い

stevepb / Pixabay

厚生労働省の職業別賃金平均統計があります。

それを見るとだいたい月額平均で3万~5万円の差があるようです。

年間40~60万円違うということになります。

別の資料では100万ほどの差がでるとしているところもあります。

10年勤めれば500~1,000万円の差がでるということになります。

同じ仕事で同じ年数を勤務するとすれば、免許の違いで差は開いていきます。

私の勤めている病院では、准看護師と正看護師の基本給は25,000円ほど違います。

昇給の際も、多少なりとも差があるようです。

准看護師と看護師のメリットとデメリットの違い

准看護師と看護師を比べてみての、メリット・デメリットのまとめです。

准看護師

メリット

●学校に通う年数が2年で済む

●学費も看護師の学校に比べて安く済む

●働きながら学校に通うことができる

デメリット

●就職先が看護師に比べて選択が少ない場合がある

●施設によって業務内容を限定される場合がある

●出世やスペシャリストの資格を取れない場合がある

●給料が看護師に比べて安い

看護師

メリット

●就職先の選択が広い

●スペシャリストや管理業務への転換が望める

●准看護師に比べて給料が高い

デメリット

●准看護師に比べて学校に通う年数が長い

●学費も年数分多くかかってしまう

准看護師・看護師どちらを選ぶべきか

どちらが正解??

准看護師か看護師になるのか、迷っている方はきっと

・経済的な問題

・学校の年数の問題

・受験科目の勉強の問題

をまず考えられることと思います。

私は35歳から受験をしたシングルマザーです。

お金がないために、働きながら学校に通うということを考えると、准看護師しか考えられませんでした。

准看護学校を卒業して友人の数名は就職し、今も上記のとおりER(救急外来)や病棟などで活躍しています。

私は当時、准看護師と看護師の違いがわからないまま、進学して看護師になりました。

それでも進学した理由は、「いつか看護師になっておけばよかったと後悔する」のではないかと怖かったからです。

准看護師資格では

認定看護師になりたいと思ったときになれないから。

就職したい場所にいけないかもしれないから。

などの思いもあったからです。

しかし、実際勤めてみて思うこととして、今の私は特にスペシャリストへの目標はもっていません。

認定看護師や専門看護師は、その専門分野のプロフェッショナルです。

私の勤めている病院では、病棟という現場からは直接的には離れることが多くなっています。管理業務に近い業務を行うことも多くあります。

病棟という職場が好きな私には、向いていないかなとも思っています。

それに、私はシングルマザーなので大黒柱です。

私に必要なのは安定した収入です。

外来などではなく病棟で夜勤をしなければ、看護師の収入は高くありません。

そういった理由からいけば、准看護師でも問題はなかったのかなと思います。

看護師歴8年目の中堅となった今、新人教育や専門知識の習得などをしています。

看護師としてのスキルアップをしていくと、やはり准看護師ではなく看護師として学んだことは、大きなものになっています。

いま勤めている病院は自宅からも近く、准看護師から看護師への進学の支援もありました。

結果的には5年も学生をしてしまいましたが、看護師へ進学したことは、自分にとっては良かったことだと思っています。

大切なのは准看護師か看護師かではなく、

自分が何を求めているかという部分だと思います。

病棟で働きたいのか?

外来で働きたいのか?

いつか専門看護師を目指したいのか?

働きたいけれど家庭も大事なのか?

自身のライフスタイルに合わせて、卒業後に自分にあった職場を見つけることが一番大切な選択になると思います。

進学するという道もある

上記にも少し触れましたが、様々な理由から准看護師しか選択できなかったとしても、「進学」という道が開けています。

准看護師として何年か勤めたあとでも、再度看護学校へ進学して看護師になることができます。

他にも、准看護師を7年経験すれば看護学校に通わなくても「通信」という進学の道もあります。

※これは最近改正されたもので、以前は10年の実務経験が必要でした。

厚生労働省HP

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc2201&dataType=1&pageNo=1

准看護師であっても看護師であっても、働き方や自分次第で様々な道は開けてきます。

大切なのは一歩踏み出すことです。

この記事がご自身にあった最良の選択ができるお手伝いができれば幸いです。

ぜひ看護師になった自分をイメージしてみてください。

私は現場でお待ちしています。

この記事を書いたのは:大阪府:K 40代前半 看護師(急性期内科勤務)

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