アセスメントシートの書き方!包括的自立支援プログラム方式で作成する場合

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アセスメントシート

包括的自立支援プログラム方式で作成するアセスメントシート

アセスメントの考え方については、前回説明を行いました。

ポイントは、

1:アセスメントは特別なものではなく日常生活にあふれていること

2:アセスメントは必要な情報を集めて分析。困りごとに対して知り得た情報の中から、どのように解決していくかの過程

以上の2点でしたね。

とてもわかりやすい!指導者が教えるアセスメントの達人になるために

では、実際に施設で使われていることの多い、包括的自立支援プログラム方式について考えていきましょう。

アセスメントシート作成の参考にしていただければと思います。

(介護×医療のストロークでは、実際にそのお仕事についている現場の職員や業界経験のある方に、記事を書いてもらっています。)

【目次】

  • アセスメント、ケアプランがなぜ必要なのか?
  • 包括的自立支援プログラム方式とは
  • 実際のアセスメントシートを確認しよう
  • その人らしく生活するために私たちができること

 

アセスメント、ケアプランがなぜ必要なのかを理解する

医療は公的医療保険制度、介護は公的介護保険制度にて原則支えられています。

その中で介護保険制度を利用する場合、施設生活・在宅生活のどちらを選択しても、どのような介護を提供するのか、ケアプランの作成が必要になります。

では、ケアプランをどのように作成するのか。

いきなりプランを作成するといっても何ができて、何に対して困っているのかわからない中で作成することはできません

そこで、介護保険では利用される人に対して、アセスメントを行い、アセスメントをもとにプランを作成しています。

作成したケアプランに沿って介護を実践していきます。

定期的に正しく実践されているかという評価(モニタリング)を行い、できていなければ、再度アセスメントを行います。

正しく行われている場合は、更なる問題がないかアセスメントを行います。

またそのアセスメントをもとにプランを考えます。

その人らしい生活を探す手立てとしてアセスメントが要になります。

実際のアセスメントシートを確認しよう

アセスメントシートがどのようなものなのかを見てみましょう。

下記は、新宿区が作成しているアセスメントシートです。

新宿区:居宅介護支援関連

http://www.city.shinjuku.lg.jp/fukushi/file07_09_00002.html

アセスメントシートの形式はさまざまですが、このような項目を記載することが多いです。

包括的自立支援プログラム方式とは?

包括的自立支援プログラム方式とは、介護施設などをで一般的に多く使用されることが多いアセスメントシートの方式です。

・全国老人福祉施設協議会

・全国老人保健施設協会

・介護力強化病院連絡協議会

上記の3団体が施設ケアの立場から協力開発したケアプラン作成方式です。

包括的自立支援プログラム方式の特徴4つ

1:介護保険制度で行われている要介護認定調査票をそのままアセスメントシートとして活用している

2:ケアチェック表は7種類にわかれており、それぞれに本人や家族の要望を反映し、医療面での指示・管理についても確認している

3:現在行われているケアの見直しからプラン作成をしていくため、その時々の状況に対応しやすい

4:身体状況に合わせてケアの提供場所や福祉用具の検討ができ、代替ケアも考えやすい

包括的自立支援プログラムのケアチェック表の7種類

包括的自立支援プログラムのアセスメントシートは下記の7種類のケアチェック表のがあります。

  • 食事・水分摂取等に関するケア
  • 排泄に関するケア
  • 入浴・清拭等に関するケア
  • 洗面、口腔清潔・整容・更衣に関するケア
  • 基本動作介助・リハビリテーション等に関するケア
  • 医療・健康に関するケア
  • 心理・社会面等に関するケア
  • アセスメントの書き方を「食事・水分摂取等に関するケア」について考えていきましょう。

食事のアセスメント

ケアの内容は、「調理」「準備・後始末」「食事等の摂取介助」「経口流動食」「経管栄養」「輸液・輸血」の項目があります。

ここでは、準備や後始末、摂取する場合はどの程度介助を行っているのかについて現状と予定を確認しています。

ケアの内容の次は、ケア提供の場所や使用用具等です。

・食事をどこで食べているのか、

・どのような食事を食べているのか、

・食事の形態

・その他、食事の際に必要な物品について

確認しています。

上記のような現在の介助内容を確認した上で、要介護者等の健康上や生活上の問題点及び解決すべき課題等を考えていきます。

食事・水分摂取等に関するケアであれば、

1:本人の訴えや希望

2:家族の訴えや希望

3:医療面での指示・管理等

4:代替ケアの可能性

5:調理面での問題等

6:摂取動作面での問題等

7:咀嚼機能面での問題等

8:嚥下機能面での問題等

9:摂取量面での問題等

10:体重の変化(増減)

11:食事の好み(好き嫌い)

12:その他の問題等

以上の12項目について問題があれば、

具体的にどのような問題があって、どのような対応をするのかなどケアについて作成するようになっています。

問題を明確化し、実際にどのようなケアを提供していくのかを導くのがアセスメントシートの役割です。

※他のケアチェック表に関しても同様の考え方で作成してみましょう。

大切なのはその人らしく生活するために私たちができることを考えること

私たちはロボットではないため、できないことを助けることだけを行っているわけではありません。

その人が何でその介助を必要としているのかを介護者側は知り、その人らしく生活できるために何ができるのかを考える必要があります。

そのために、アセスメントシートがあります。

介護が重度でも軽度でも関係ありません。

その人にとって大切なことをこれからもアセスメントシートを使って見つけていきましょう。

厚生労働省:アセスメントシート

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000042443_3.pdf

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