男性介護職員の独身率48%!性格がよくても結婚できないのはなぜ?

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男性介護職員の独身率は48%

男性の独身率が年々増加傾向にあります。

地域差もありますが、中でも男性介護職員の独身率は高いようです。

女性職員の多い介護職において、本当に男性職員は縁遠いのでしょうか。

(介護×医療のストロークでは、実際にそのお仕事についている現場の職員や業界経験のある方に、記事を書いてもらっています。)

私の職場では7割超が独身

私の職場では、「あの人も?え、この人も?」驚いてしまうぐらい、結婚していない男性職員が多いです。

役職を含めるとフロアの男性職員は25名ほど。

そのうち結婚している人はなんと6名です。

40代以上が9割の私の職場で、実に7割超の男性が独身とは・・。

ちょっと他の職種では考えにくいかと思います。

増え続ける生涯未婚率

現在、日本の男性生涯未婚率は23.37%です(2015年国勢調査より)。

「未婚率」は、50歳まで一度も結婚したことのない人の割合を指すものなので、離婚や死別の人を含めた「独身率」であればもう少し高い数値が出るかと思います。

男性だけではなく、この生涯未婚率は年々増加し続けています。

また、1389人の男性介護職員を対象にした調査では、48%の人が現在独身であると答えています。

私の職場に比べれば低い数値とはいえ、約半数が独身男性というのはちょっと多いな、と感じるのではないでしょうか。

収入の低さが大きく影響している

 収入の低さが問題

低すぎる非常勤職員の年収

どうしてこんなに介護職には独身男性が多いのか。

もう、これに尽きると言っても過言ではない理由。

それは「収入が低い」ということです。

私の職場は非常勤職員の割合が6割と高めです。非常勤職員は日給月給制で、もちろん賞与はありません。

非常勤であれば、年齢や男女の区別なく、年収は210万円程度です。

非常勤の男性職員は、私の職場では全員独身です。

正規職員の昇給率も低い

それでは正規職員の婚姻率が高いかというと、そうでもありません。

私の事業所は地域でも給料のよい部類のようですが、年収は大卒、勤続10年の職員で350万円ほど。

こちらは住居手当など毎月の手当と賞与が含まれます。

悪くはないと思いますが、毎年の昇給などすずめの涙ほどなので、20年勤続した場合でも年収は400万円に届きません。

(役職がつけば430万円ほどになります。)

男性正規職員の4割は独身です。ほぼ統計に近い数値ですね。

ただし、正規職員でいえば離婚している女性も多く(私もそのひとりです)、男性職員と独身率は同じくらいになります。

他業種からの転職組は年収が少ない

長く勤続している人ほど年収は高くなります。

他業種から転職した人はほぼ学歴のみで給料が決められますから(福祉系の仕事は経験として考慮されます)、年収はもっと少なくなります。

私は2年目ですが、年収は290万円です。

これは男性であっても経歴が同じであれば一緒です。40歳でも50歳でも一緒です。

女性の私でも少ない!とボヤくくらいですから、男性だったら心細い年収ですよね。

この年収で私の事業所がマシな方とはちょっと驚いてしまいます。

婚活市場でも不利

年収が350万円未満だと、婚活市場でも不利と聞きます。

結婚したい女性の条件からどうしてもはずれてしまうのです。

やんわりと、あっせんを断られることもあるようです。

ということは、10年正規職員として勤務してようやく、一般女性の条件に参入できるということでしょうか。

介護職員の妻は理解したうえで働き続ける

職場結婚が多い理由

目立つ職場結婚の傾向

他業種でも職場結婚はよくある話だと思います。

私の事業所が特に多いわけではないかもしれませんが、その傾向が目立ちます。

というのも、ほとんどの女性が退職することなく、結婚後も働いているからです。

しかも、フロア違いとか隣の建物とか、夫婦がすぐ近くで働いていることが多いです。

苗字が同じ人が多いな、と思っていたら、実は皆夫婦だったというわけです。

現在一緒のチームにも、夫が他のフロアの役付きという方がいます。

どうして妻は辞めないのか

辞めない、というより働かざるを得ないというのが現状のようです。

子ども2人、大学まで通わせるとなると、夫の一馬力ではとても金銭的に間に合わないのです。

部長クラスでようやく年収550万円くらい。

これは他業種と比べれば決して多い方ではないです。

しかも、フロアの責任者ともなれば、深夜だろうが休日だろうが、利用者さんに何かあれば飛んでこなくてはなりません。

前年度、施設から脱走して所在不明となった人がいて、21時過ぎでしたが施設長が駆けつけたことがありました。

電話を取ったころは、ちょうど自宅で晩酌していたらしく、奥さんの運転で施設に到着していました。

職場結婚のメリット

昇進しても給料は安く責任は重い。

若いうちは上手に産休育休を利用して働き続けないと、一気に家計が破綻してしまいます。

しかし妻になる人が同僚であれば、お付き合いしている段階からうっすら見えてる未来図ではあるので、共働きを承知で結婚に踏み切れるでしょう。

変な言い方になりますが、お金目当ての結婚ということがなく、純粋に相手が好きだから結婚する、というシンプルな理由で結びつきやすいと思います。

相手の長所も短所も身近で見ながら結婚に至るわけで、結婚後に夢から覚めるようなことにはなりにくいですよね。

夫の昇進に妻が貢献

それから、何故か私の事業所は、役職についている方の8割が、奥さんも一緒に働き続けているという現状があります。

もしかしたら組織に夫婦で貢献しているということが、夫の昇進に一役買っているのかもしれません。

課題は収入アップに尽きる

収入を上げるには??

性格のよいひとが結婚できない不思議

パーソナリティの問題は、女性であろうが他の職種であろうが関係なく影響する問題なので、横に置いておきたいところですが、結婚できない人の中には、「あんなに人がよいのに」「明るいのに」「やさしいのに」という男性職員が存在しているんですよね。

女性側の親が納得しない

若いうちは収入が少なかろうが顔がどうだろうが、勢いに任せて結婚できます。

特にお金の問題は、先ほど言ったように妻の協力のもと共稼ぎの道を選ぶとか、上手に節約を心がけるなどして乗り越えていけるものです。

しかし年齢が高くなると、女性が納得していたとしても親が納得しないなど、結婚するには低収入のハードルが高いようです。

どうしても結婚したいなら

「結婚できない」のではなく、「結婚しない」という生き方もおおいにアリだと思うのですが・・・。

子どもが欲しいなど、どうしても結婚したい人はどうすればよいのでしょうか?

資格習得でスキルアップし昇進を狙うか、条件の良い他事業所へ転職して収入アップを図るのも手です。

非常勤であれば積極的に正規職員の採用試験を受けましょう。

待遇はぐっとよくなります。

本当はお金ではないはず

結婚に大事なもの

 結婚は高収入だけではうまくいかない

これだけ「高収入目指してがんばりましょう」的なことを言っておいてなんですが、

個人的には、結婚なんていくらお金があってもダメになることがあるんです!

と言わせていただきたいです。

私は結婚期間20年で離婚に至りましたが、元夫の平均年収は800万円でした。

それでもパーソナリティの問題でダメになりました。

国家や業界全体での改善が必要

何をもって豊かとするか、幸せとするか、それは人それぞれ。

いろんな価値観があってよいと思います。

もしかして条件ばかり先行させる女性側にも問題はあるのかもしれませんね。

ただ、いくらお金ではないとはいっても、介護職員の年収の低さは問題だと思います。

国家や業界全体で真剣に考え、早急に改善しなくては、「よい人なのに結婚できない人」が介護職に溢れてしまうのでは、と危惧しています。

この記事を書いたのは

ペンネーム:丸 和水

介護士さんが、給料明細を公開している動画を発見しました!

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