老人ホームの夜勤ってどうなの?私が初めて出会ったせん妄の利用者さん

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介護士の仕事をしようと思うと就職先に特別養護老人ホームやグループホーム、有料老人ホームなど夜勤を伴う勤務体系になります。

だから、基本的には介護で働くと決めたら夜勤をしないといけない。

でも実際介護士の夜勤ってどんなことに苦労するのかな?と思われる方は多いと思います。

そこで今回は実際に私が経験した老人ホームの夜勤のことをお伝えしようと思います。

私はそこで“せん妄”の利用者さんの実態を初めて目にすることになります。

この記事を見て初めて夜勤をする方にイメージを感じてもらい、もう夜勤をされている方には共感など感じていただけて、心の支えになればと思っています。

それでは介護施設の夜勤。

薄暗い中でどんなことが起きているのかをお話させていただきます(^_^)

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夜勤者は見た!せん妄の利用者の昼間にはない変化

さて、介護士の夜勤といえばどんな業務をしているかご存じでしょうか?

体位交換やオムツ交換、さらに朝食の食事介助などが基本になりますが、その中でも私が1番驚いたのは日中と夜勤時の利用者の変化についてです。

普段はしっかりとしておられる利用者さんは、「あまり介助量がかからない方は、夜勤でもまあ大丈夫だろう。」なんて思っていました。

それよりもあの認知症のきついあの利用者さんが大変そうだな!などと勝手な推測をして初めての夜勤の夜を迎えたのですが・・・。

いいえ。実は日中はしっかりされている利用者さんでも、夜になると大きな変化することがあるのです。

ここからは実体験でお話させていただきます。

利用者さんの昼の顔と夜の顔

普段自力にトイレに行かれ、食事も自己摂取できるKさんは日常会話も普通に行え、意思の疎通が可能な男性の利用者さんです。

夜勤を始めて入る前に職員からは

『Kさんは夜になると人が変わるから気をつけてね』

といわれていました。

まだ介護福祉士の資格をとっていた私は、『大袈裟に言っているだけだろう』と深くは考えていませんでした。

そして夜勤の初日にタイムカードを切り、フロアに入ると普段通りに夕食を食べているKさんがいました。

私はそんなKさんの様子を確認して『なんだ、全然いつも通りだ』と安心したことを覚えています。

そして夕食が終わり口腔ケアも終わると、みなさんにはパジャマに着替えていただきます。

その後は、片付けや寝る前の薬などを服用してもらい・・・そんな流れで一通り利用者さんの就寝のための準備は終了しました。

穏やかな時間は22時には終わる

22時ごろからそれは始まりました。

ピンポーン

ナースコール、Kさんのお部屋からでした。

私『どうされましたかー?』

Kさん『ちょっときてー』

すぐにお部屋に向かうと、半分目をつむっているKさんがいました。

再度声かけをするとKさん『もう寝るから電気消して』

あれ?そのぐらいならいつも自分でやっていたような…なんだか違和感はありましたが、

まあ眠たくて動くのが面倒だったんだろうな)

と思い、Kさんの代わりに電気を消しました。

そして、1度目の各利用者さんのオムツ交換の時間がきました。

交換途中にKさんの居室前を通ると、おや?電気がついている…

ドアを開けてのぞいて見ると、ズボンは履いているのになぜか上半身裸のKさんがベッド前で立っていました。

私はびっくりしましたが話を聞くと、パジャマが濡れたから着替えようとしていたとのことでした。しかし、ベッドの上にあるパジャマを触ってみるも何も濡れていないんです。

濡れていない事をやんわりと伝えて触ってもらうと、

Kさん『濡れてないな、これ着るわ』

(寝ぼけていたのかな?)

脱いだパジャマを、もう一度着てもらいベッドで休んでもらいました。

しかしその後も30分おきにナースコールが鳴ったり、電気がついていて私は何度もKさんの居室へいきました。

そのときのKさんの訴えの内容は

・トイレにいきたい

・パジャマが濡れている

・ちょっときて

・眠れない

・意味不明な内容

などなど

私のよく知っていた日中のKさんからは想像できないような要望ばかりで、驚きと同時にドッと疲れが押し寄せます。

そして1番驚いたことが。なんとKさん居室のゴミ箱内に放尿されているではありませんか!

陰部をゴミ箱に向けて目をつむりながら立っているKさんの姿は、本当に怖かったです。

この日は、このようなことが午前2時ごろまで続きました。

やっと夜勤が終わる!

そして待ちに待った太陽が登ってきました。

フロア全員の着替えを行い朝食の順番に提供、または介助をしていると、早番の職員が出勤してきました。

本当に天使に見えました(笑)

しかしはじめての夜勤なので、業務が押していました。

先輩職員からの励ましの言葉背中に、みんな黙々と業務をこなしていきます。

そのまま夜勤が終了し疲れからか、帰りの電車の中ではずっと足が震えていたのを思い出します。

私は家に帰って深い眠りにつきました。身も心もなんだかとても疲れていました。

とても印象に残った初めての夜勤でした。

何故、せん妄のKさんは夜になると人が変わったようになるのか。

今回Kさんは『せん妄』という症状でこのようになってしまっていたのです。

せん妄とは薬の影響や病気、環境の変化で起こる興奮や見当識障害がおこる状態のことです。

今回Kさんは、過活動型せん妄で幻覚や幻聴、話のつじつまが合わなくなっていました。

じゃあ実際に同じ状況の利用者さんの対応となればどうすればいいのかというと、人それぞれで答えは違ってきます。

せん妄の利用者さんにできる対応

私達介護士ができることとしては下記のようなことです。

・利用者さんの訴えを目線を合わせて傾聴してあげる

・不安な事を取り除くように優しく声かけをし、その状況をわかりやすく記録に残すこと

記録に残ることによって医師に相談しやすくなるため、自分の考えは書かずに見たままの状況を書きましょう。

その場にいた職員はとても大変ですが、不安にかられている利用者さん本人も大変です。

忙しい状況で職員の込み上げてくる感情をぶつけてしまうと状況が、もっと悪い方向にいくのでグッと我慢しましょう。

そしてそのストレスはプライベートでうまく発散できるようにしたいですね。

まとめ

Kさんのような症状の利用者さんは少なからずいます。

ただ単に夜になると意味不明なことばっかりして!とつい思ってしまいがちですが、「Kさんのような人が安心して夜に眠れるのかという部分」に視点をおいて、しっかりとケアしていきたいですね。

またせん妄とは別に『夕暮れ症候群』と言われる言葉が介護の現場ではあります。

これは認知症の女性の方に見られること多いのですが、

夕方になるとご飯を作らないと!

お風呂も沸かして家で旦那さんを迎え入れないと!

昔当たり前にやっていたことを「やらないと!」という、よくある不安や焦る気持ちが蘇ってきておこる現象です。

早く家に帰らなければという意思が強く働くそうです。

もちろんその家とは、はるか昔に住んでいた思い出の中の家のことです。

実際に帰ることはできません。

そしてわたしたち職員には、どうしようもありません。

しかし、どうしてそうなるのかなどの知識を介護職員が持つことで、利用者さんにたいする考え方も変わってくるのではないでしょうか?

初めての夜勤などでは自分も不安だし感情的に利用者さんに当たってしまいそう…

そうならないように認知症の方の行動などを、職場で共有して理解をすることが大切です。

不安になれば経験豊富な先輩職員の方や上司に相談しましょう。

きっといいアドバイスが貰えると思います。

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